lgel8937(のみね)の思い付いたら書く日記

書きたいときに、書きたいものを書く、雑多な日記置き場です。

オリガミキング100%クリアして感動したので所感を書く

オリガミキング100%クリアしました。

まだクリアしてない方にお伝えしたいのは一言だけです。

 

公式サイトの「ペラペラな世界の歩き方」という手折りパンフレット(PDF)を見る前に100%クリアした方が絶対にいいと思います。

 

あのね、でもめっちゃ良かった。

 

以下ネタバレしますのでご注意。

※勢いで書いたオタク乱文なのであとで読み直しておかしいところは修正するかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンフレットの裏表紙を既に見てからの100%エンドだったので、正直最初は「お、おお、これで終わりか!?おお…」となりました。

いやほら、スカスカ穴とかおたから収集とかヘイホー全問正解とかバトルマシーン制覇とかマジで全体的に辛かったんで…

んでもってパンフであの二人の笑顔先取りしてたんで…

 

ただ、あのパンフの裏表紙は、二人が笑顔で座っているシーンなだけで、その前後の流れについてはわからないんですよ。

なので、5分くらいは「100%の報酬がこれだけか……」と思ってたんですが、そのあとじわじわとデカい波が来ました。え、めっちゃいいエンドでは…………??????

 

エンディングのオリガミ祭りのラストシーンでは、オリーとオリビアはまだ玉座に座ってないんですよね。

でも多分、ここはそうであるべきなんです。

この状態で、少なくともオリーを玉座に座らせることは、多分ペラペラ的には嫌な感情もあると思うんです。

だって、オリーは多くのペラペラたちにとってはあれだけ大変なことを色々しでかした悪の権化ですからね。

だからといって、オリビアだけがいるのもおかしい。

だからあのシーンは、あのままで、あの空の玉座を見てマリオがオリビアに想いを馳せるのが正解なんです。

 

そしてマリオたちは、あたたかな灯を灯してオリガミ祭りを締めくくる。

ここで「マリオたちの物語」は一度エンディングを迎えるんです。だから、ここでスタッフロールが入る。

ここまでが、ペーパーマリオとしての物語の終焉となります。

 

そして、100%クリアの追加シーンです。

全ての始まりとなった職人さんは、今度はオリーとオリビアを、いのち折りではなく普通のオリガミとして作り上げました。

オリガミ祭りが終わってあたりが静まった頃、職人さんはオリガミ城の玉座にそっと笑顔の二人を座らせ、最後に自身も満面の笑顔で去っていきます。

あの職人さんの笑顔は、単なる「作品の真の完成」という意味だけではきっとなかったでしょう。

全世界をあれだけの混沌に貶めた犯人であっても、職人さんにとっては大事で大切で大好きなオリー、そしてその妹オリビアへの、溢れんばかりの愛情が込められています。

 

二人を折った時の職人さんは、いのち折りと同等、あるいはそれ以上の真心をこめて折ったことでしょう。

「創作物に命を吹き込む」という行為を、最後にあの職人さんはしてくれているんです。

 

この行為は、職人さんにとって、(あるいは私たちが味わっているオリーやオリビアへの喪失感に対して)真の弔いであり、愛のある行動だったんじゃないかなと。

ゲームの中でしかあり得ない、ある種の虚構である「いのち折り」ではない、全てのゲームプレイヤーが現実でも行えるこの行為に職人さんの一番の想いが込められていて(動かないものにもあなたの込めた想いは通じるし、そこにいのちは宿ると信じていいよ、と許された気持ちになるというか……)………今、じわじわと感動が広がってます。

 

静かに佇むあの二人はもう我々の前で動くことはないけれど、あの二人の動かない笑顔は、生き生きと動いていた頃の二人に想いを馳せるには十分すぎる輝きであり、100%クリアに値する十分な報酬だったなと思います。

 

ありがとう、オリガミキング………